
はじめに|中学生が最初に選ぶラケットで失敗しないために
中学生からバドミントン部に入ると、まず最初に必要になるのがラケットです。ですが、「なんとなく見た目で選んだら重かった…」「友達に合わせたら自分には合わなかった」という声もよく聞きます。
私は現在、中学校の外部指導員としてバドミントン部のサポートをしています。この記事では、バドミントン初心者の中学生が“最初に選ぶべきラケット”について、失敗しない選び方とおすすめモデルを紹介します。
中学生の初心者に適したラケットの選び方3ポイント
① 軽さと長さ
最初のラケットは“軽くて標準的な長さ(約665〜675mm)”のものを選びましょう。重いとフォームが崩れやすく、ラケット操作に慣れるまでに時間がかかります。
ラケットの重量は、シャフト部分に記載されています。3U~5Uのラケットがほとんどで、数字が大きくなるほど軽いラケットになるので、中学生の初心者の方は、5Uを選ぶと良いです。
5Uは平均78g、4Uは平均83gとなりますが、最初の頃は重さの違いは分かりにくいので絶対に5Uを選ぶ必要はありません。
② ガット張り済みかどうか
初心者は「ガット張り済み」タイプを選びましょう。別張りは選手向けのこだわり仕様で、初心者には不要です。セット価格になっていて価格も抑えられます。
③ グリップとカラー
意外と大事なのが「気に入った色やデザイン」。お気に入りのラケットなら、練習も楽しくなります。好きな色で選ぶのも“あり”です!
初心者におすすめのグリップ
中学生にいつもお勧めしているグリップは、YONEXのウエットスーパーグリップです。
私が小学生の頃から使っていたグリップで、カラーバリエーションも豊富なので、自分の好みに合わせたラケットにカスタマイズすることが出来ます。
グリップは、練習をすればするほど消耗していくものなので、詰め替え用の5本セットをおススメしています。いろんな色を試してみたいという方は、1本ずつの販売もされているので是非試してみてください。カラーセットなんかもありますよ。
中学生におすすめのバドミントンラケット3選
1. YONEX(ヨネックス) マッスルパワー9LT
- 軽量(約88g)、初心者でも扱いやすい設計
- 張り上げ済み/コントロール重視
- 価格:6,000〜8,000円(楽天平均)
2. WILSON(ウィルソン) FIERCE C PLUS BMTN WHGR
- シャフトが柔らかめで、女性にも人気
- 面がやや大きく、ミスショットを軽減
- 価格:9,000〜10,000円
3. YONEX ナノフレア111
- 価格は上がるけど、しっかりしたラケットが欲しい人向け
- 軽量で初心者や女性に人気のナノフレアシリーズ
- 価格:12,000円~15,000円
【指導者の体験談】ラケット選びでよくある3つの質問
Q1. どこで買えばいい?
→ 店舗でも買えますが、楽天などのネットショップは品揃えが多く、レビューも参考になります。
クーポンやポイントを使ってお得に購入することも可能です。
Q2. 価格はいくらくらいが目安?
→ 10,000円前後で良い初心者モデルが揃います。
Q3. 男の子と女の子で選び方は違う?
→ 重さの感じ方が違うので、女子は“軽めのモデル”を選ぶのがおすすめです。
スポーツ経験がなければ、中学1年生の男子も女子もそれほど筋肉量に違いはないようですので、ラケットの選び方は同じで大丈夫です。
まとめ|ラケット選びは最初のステップを楽しくする大事な要素
ラケット選びに正解はありません。でも、「軽くて扱いやすい」「好きなデザイン」「安心できるブランド」の3つが揃っていれば、楽しく練習を始められます。
迷っているなら、今回紹介した3本の中から選べばまず失敗はしません。バドミントンを好きになる最初の一歩として、ぜひお気に入りの1本を見つけてください!
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